学会賞

個体群生態学会奨励賞

「個体群生態学会奨励賞」は、個体群生態学の一層の発展を図ることを目的として、個体群生態学の優れた業績を挙げた国内外の若手研究者を表彰するものです。本学会員、もしくは、Population Ecology(あるいはResearches on Population Ecology)に論文を掲載したことのある者を対象とし、自薦による応募者もしくは会員から推薦された者の中から、毎年1名の受賞者を選考して賞状および副賞(賞金10万円+Wileyから書籍クーポン100米ドル分)が贈呈されます。年次大会では受賞者による記念講演があります。なお、個体群生態学会は受賞者のダイバーシティ推進に積極的に取り組んでいます。

2024年の奨励賞候補者は2024/3/31まで募集中です

2023年受賞者

山口 諒(北海道大学 大学院先端生命科学研究院)

受賞講演:種分化サイクルにおける個体群動態 −種多様性創出の理解に向けて−

2022年受賞者

矢代 敏久(農業・食品産業技術総合研究機構)

受賞講演:シロアリの社会と個体群におけるオスの意義

2021年受賞者

山尾 僚 (弘前大学 農学生命科学部)

受賞講演:植物の環境応答と動物―植物相互作用

2020年受賞者

深谷 肇一 (国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター)

受賞講演:生物多様性の理解におけるプレストン不備の解決に向けて 

2019年受賞者

奥崎 穣 (北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター苫小牧研究林)

受賞講演:ミミズ食オサムシの群集依存的な体サイズ分化

2018年受賞者

京極 大助(東北大学 生命科学研究科)

受賞講演:On generality in ecology

2017年受賞者

小林 和也(京都大学 フィールド科学教育研究センター)

受賞講演:Sex as a maintenance of mechanism of biodiversity

これまでの奨励賞の受賞者・選考委員

個体群生態学会年次大会ポスター賞

年次大会において特に優れたポスター発表を行った数名の研究者にポスター賞を授与します

これまでのポスター賞の受賞者

Population Ecology Awards

Wileyから出版されているPopulation Ecology誌では、学会奨励賞とは独立に論文賞としてMost Cited Paper Award (60号から) とYoung Author Award (61号から) を授与しています。詳細はこちら

Young Author Award

審査対象:当該巻に発表された論文の責任著者あるいは筆頭著者において大学院在籍中もしくは学位取得後5年未満のもの

Most Cited Paper Award

審査対象:当該巻に発表された全論文

受賞論文数:1報/巻

第4回 (2023年)

Malin L. Pinsky, Eli Fenichel, Michael Fogarty, Simon Levin, Bonnie McCay, Kevin St. Martin, Rebecca L. Selden, Talia Young

Fish and fisheries in hot water: What is happening and how do we adapt?

第3回 (2022年)

Matin Miryeganeh, Hidetoshi Saze

Epigenetic inheritance and plant evolution

第1回 (2020年)

Pietro Landi, Henintsoa O. Minoarivelo, Åke Brännström, Cang Hui, Ulf Dieckmann

Complexity and stability of ecological networks: a review of the theory